「Sightseeing in Japan 或いは前例踏襲」を表現した写真作品
■ 附記

観光立国になりつつある日本の今を象徴的に表現し、同時に「現代アート写真」というジャンルの紹介を兼ねたエチュードである。
写真を作品とするにあたり、まず写真はアートといえるか?という問いが投げかけられることがある。それは写真が機械製であり複製であり複製可能であるという側面があるからだが、この問いはそもそもアートとは何か?という問題をはらんでいるためより厄介だ。

アートはその根が主に3つに分かれており、イデア・デザイン・現代アートそれぞれ目指すところが異なる。そして写真もまた同じようにそれぞれに対応した方法論で作品が制作されており、写真と例えばドローイングとの違いは制作手法だけであるというのが私見だ。
しかしアートの定義を客観視すること自体が現代アートの考え方に入ってくるため説明は非常に困難なのである。

ここでは現代アートの定義とそれに対応した「現代アート写真」のジャンルを前例踏襲によって紹介し、写真展開催に対する理解を得ることを目指している。
それは昔ながらの生活をそのまま守っている村を写している写真ではなく、デザインされた美しい家屋の写真でもなく、今の時代の姿を写した写真なのだ。
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■ 識別情報
Series | 辿る |
Photographer | 九条いつき |
Captured Date | 2019.1.22 |
Location | 白川郷周辺 |
Titles | 辿る_01-11 |
Reproduction Limit | – |
ID History | tadoru, |
Notice |
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