白球を追って


■ ワールドオブベースボールクラシック

 

野球回!ということで、毎年桜を撮ってその時の空気感を感じられるようにする企画をしていたのを忘れるところでした。今回の撮影地はドストライクに「甲子園」周辺です。

なぜ甲子園がドストライクか?というと、それはもちろん2023年はWBC(ワールドベースボールクラシック)が開催され、投手と打者の二刀流で有名なオータニサンが出場し、メジャーリーグのトラウト選手との死闘のすえ日本が優勝。コロナ禍に風穴をあける勢いでおおいに盛り上がった春だったからです。

ちなみに海外の方向けに説明を加えると、オータニサンがプロ野球選手になったのは高校時代に全国大会で活躍したからであり、それが開催されるのが件の甲子園球場。ですから日本野球選手にとって甲子園は、テニスプレーヤーにとってのウィンブルドン、ゴルファーにとってのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブのようなものなのです。

付け加えていえば、高校野球の全国大会は春と夏の2回。その春大会はちょうど桜咲く3月・4月にかけてやっていますから、こちらもシーズン真っ只中だったというわけですよ。

 

うん。

 

…と、わけ知り顔でいいつつ、実はこのアイデアは全く浮かんでいませんでした。だって「甲子園」といえば夏大会のが有名じゃないですか。大阪周辺で花見の景色が撮れる有名どころはもうあらかた行ったかなと思っていたこともあり、困っていたのです。それで良いアイデアはないか?と思って藁にもすがる勢いで話題の生成系AIにお伺いしてみたんですよ。そうしたら

Bing AI「なに桜を撮りたい?じゃ夙川なんかがいいんじゃないですか?」

というので夙川には行かず、近くの甲子園に行ったというわけです。

全く、AIとかいう最近のコンピューターはすごく役に立ちよる。
(でも追加で夙川に行ってみた分は『Sakura Gradient』にまとめましたよ)

 

 

 

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