花曇り


■ 曇天の空

 

毎年花見を撮っておいて後でみたら面白いんじゃない?企画 in 2022!今年は”だいご味”で有名な醍醐寺周辺の桜に曇り空を添えての一品です。

ところで、ちょっともう言ってもいいですか?現実に向き合おうじゃないですか。ビビッドピンクに加工されがちのサクラ、実際はほんのり…というか「ほぼ白」なんですよ、意外にこれ知られてないケースがあるんですけど!(←他人事のように力説)

そこで「ほぼ白」の花を撮るときにうってつけと昔から言われているのがコントラストの低い曇り空、いわゆる「花曇り」なのです。

加えて、コントラストは現地を占領した後にどうとでもなるという意見があるものの、一週間後には抵抗勢力は無視できないという結論に至るような、そんな”今”の状況を表現しようとすると、やはり「曇天」の花見が今年の記録としてはしっくりくる。それとも核戦争を本気で心配して、花見なんかやってる場合か!?ってなってる春を過ごしているのは僕だけでしょうか。

そんなことを言いつつも、聴きしに勝る醍醐の桜に大満足したので団子を1000円分も食べて応援してきました。去年の万博の頃と比べると、このコロナ禍にももしかすると薄明が見えてきているのかも知れないという思いもあり、「曇天」でもやや明るいライトグレーということにしたいと思います。

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さていつもの注意書きですが、これは「時代の様子がわかるサンプル」として人が映り込んでいる記録写真です。勝手に掲載されると困るという方はご連絡を。だいたいみんなマスクしているので、明言しなければ顔認証には使えないと思います…。

 

 

 

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