黄色を基調とした「年始」の風景
■ 附記

謹賀新年!ようやく冬本番。伊勢神宮の周辺、年始の賑わいである。
伊勢神宮は国家神道の系譜なので、昭和と縁が深い。その昭和の昔、権勢をふるった軍人達にとっての一大関心事は、”国体護持”だったとか。しかしその”国体”が具体的になにを意味していたのかは、不思議なことに全く伝わっていない。結局なんだったのか?
そんな今、あえて”国体”を定義するとしたら、やっぱり紅白じゃないのかと思う。

つまり男と女である。男と女が出会って子を設けるその流儀、各国ごとに異なるその様相、それが”国体”ということかと思う。
それはつまり”祭り”だ。
そして日本で”祭り”といえば”夏祭り”なわけだが、夏のそれは参加資格という恋愛格差的なハードルがすでにできあがっているように思われる。

だから今は、”祭り”が十分に機能しているとは言えないのではないか?
それに比べて、年末年始の”祭り”は非常にフラットで誰でも参加できる、一年を通してみても稀な機会に思える。そんな機会にこそ、男女の出会いの場を設ければ少子高齢化にも歯止めになるのではないか?なんていう首相案件をつらつら考えてみたりした。
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■ 識別情報
Series | 祭り |
Photographer | 九条いつき |
Captured Date | 2019.1.3 |
Location | 伊勢神宮周辺 |
Titles | 祭り_01-14 |
Reproduction Limit | – |
ID History | matsuri, |
Notice |
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