One and Only



それは、世界にひとつを探す旅の風景

■ 「世界にひとつ」には2通りある。


お部屋をインテリアのショールームみたいにしたい!そんな時に家具を優先して決めていくのは当然ですが、それだけだとひと味足りません。その間を埋めてくれたり、中心として機能してくれるのがアート作品。でも現状だと「ここの空間を埋める、このサイズのフレームが欲しい!」ということがあっても、それにあったお気に入りの作品を見つけるのは大変ですよね。

そこで当プロジェクトでは、お部屋にもっと自由に、もっと積極的にアート作品を飾っていただけるよう、作品のサイズを自在に選べる『インテリアアート導入プログラム』を提唱しています。

1.『インテリアアート導入プログラム』


オススメの理由その一:お好みのサイズで発注するので、あなただけの作品となります!
オススメの理由その二:無料で交換対応が付属。カラー印刷につきものの、日焼けやカスレも安心です!

でも、そんなことできるの?とお考えの貴方!そうですよね。そこに通常ではありえない仕掛け、その秘密が二つあります。ここではそれを、一挙にご紹介します!

まず一点目、実はこのプログラム、ただサイズが変更できるというわけじゃないんです。拡大すればするほど、原典に近い形での提供をしますということなんです。

どういうことなのか?

現状では、元の原典をそのまま誰かに提供するということはほとんどありません。物理的にしろ内容的にしろ、縮小して提供します。粗の多い原典を縮小することで、完全な状態に近づけることができるからなんですね。

例えば『車窓から』の画像をご覧ください。

拡大画像ではしっかり写りこんでいる窓ガラスのキズが、縮小した画像であれば気にならない程度になっています。逆に考えると、原典に近ければ近いほど粗が見える。そしてその粗を修正するため多大な労力を割く、というのが常識です。それがサイズ変更を簡単にできないという壁になっています。僕たちの住んでいる世界は、それだけパーフェクトではないということではないでしょうか?

でも僕はそれはそれでいい、と思うんです。

なぜなら、粗がみえればみえるほど、本当に撮った写真であることの証明になるからです。もし『車窓から』のキズを修正して完璧な状態にしたとして、それとCGで作った窓ガラス水滴画像とを見分けることができませんよね?ということです。

つまりサイズを大きくして原典に近くすればするほど、どこかで複製されたものでないことが判別できるようになる。ですから複製が難しくなり、いわば『世界にひとつ』の価値がでてくるといってもいいと思います。これが当プログラム一点目の秘密です。

続いて二点目の秘密は、無料の交換対応によって複製による価値の毀損を避けられるようになる、ということです。

例えば交換二回までのご対応を提供します!するともし、経年劣化で作品が日焼けやカスレなどしてしまっても交換ができる、その裏返しとして、短期間の収益を目的とした複製品に対する差別化が図れるのです。長期間に渡って交換対応するような複製品は、さすがにないはずです。よって一定期間、作品それ自体にどんなことがあっても、最低限の価値を保有させることができます。

ただしそれには、インターネット上に公開されたページに『名簿登録』していただく必要があります。少し気恥ずかしいかも知れません。これが当プログラム二点目の仕掛けです。


 『インテリアアート導入プログラム』とは

1.好きなサイズを指定できる。大きければ大きいほど、原典に近くなる

2.『名簿登録』で交換対応が可能に。正規品としての価値を維持できる 


最後に、購入までの具体的な流れをご覧ください。

『インテリアアート導入プログラム』フローチャート


  1. 気になる:飾りたいが見つかる!
  2. 採寸する:紙面のサイズを決めたあと、印刷面のサイズを決めます。
  3. 見積もる:ミリ単位の単価設定で計算します。
  4. 購入する:お問い合わせください。
  5. 登録する:作品をお受け取りいただき、『名簿登録』を行います。

注)ちなみにここでは例として最小サイズを短辺195mm、長辺285mmに設定しています。これ以下のサイズは『名簿登録』の適用範囲外となります。プライスは下記の表をご参照ください。

単価は二クラスに分かれ、紙面のサイズによって決まります。短辺・長辺どちらかがA3ノビサイズ以上となる場合は、印刷面がどうあれオリジナルクラス扱いとなります。価格は単価と印刷面の短辺長さがけで決定されます。

クラスレギュラー オリジナル
紙面短辺195mm-
長辺285mm-
 329mm-
483mm-
印刷面短辺195mm-
長辺285mm-
 
単価¥110/mm ¥310/mm

例えばA4サイズフチなしの場合は、紙面が210mmx297mmでA3ノビ以下となるため、通常クラスに分類されて単価は¥110。さらに印刷面短辺が210mmになるので、

¥110/mm x 210mm = ¥23,100-

つづいて紙面がB3で印刷面がB4の場合は、紙面サイズからオリジナルクラスに分類されて単価は¥310。印刷面短辺が257mmになるので、

¥310/mm x 257mm = ¥79,670-

となります。

高すぎる、安すぎるなどご意見あるかと思いますが、上記は一例にすぎません。当プロジェクトでは、お部屋のインテリアにもっと自由に、もっと積極的にアート作品を飾っていただけるよう、作品サイズを自在に選べる『インテリアアート導入プログラム』を提唱しています…


2.世界にひとつには2通りある。

自分の作品を正当に評価されていないとお悩みの方、はたまたコンテンツは無料という信条をお持ちの方、こんにちは。シェアって難しいですね。前章の『インテリアアート導入プログラム』の寓話はシェアできたでしょうか?ここからはこの一見奇妙な『プログラム』が、なぜ有用であるかを解説していきたいと思います。

身近なところからどうでしょうか。僕はモノを作ったり貰ったりした時、それを他の人に見せたり贈りたくなります。スターバックスでフラペチーノを頼んだら、写真を撮ってLINEしたりします。

ではここで、物を贈られる側に立ってみてください。贈られてきた物が、例えばダンボール箱一杯のシイタケだったらどうでしょう?食べきれず困りますよね。

では逆にそれが世界にひとつしかない指輪だったら?結婚すら考えるかもしれません。

これを言い換えれば、「譲渡者と授受者の関係性は、譲受される物の希少性に負っている」といえます。もちろんそんなことは当然なのですが、ひるがえって問題の写真はどうでしょうか?簡単に複製できますね。写真とは、実はたくさんあるシイタケと同じかも知れません。そこで、これからシェアをしたいと思います。原典と複製の関係性のシェアです。

なぜならば、世界にひとつには2通りあるから、なのです。

そもそも、物理的に複製が難しいものには希少価値があると見なされています。金やダイヤモンド。歴史をひもとくと、その昔は香辛料や本といったものも希少でした。面白いのは、それを複製する機械を誰かが発明してしまうことですよね。希少価値がなくなってしまった。結果的にいえば、金の卵を生むニワトリを殺してしまうんです。

そういうわけで、そんな複製を管理しようとする人達がでてきます。流通量をあらかじめ決めることで、『世界にひとつ』の価値を維持しようというんです。貨幣、書籍、音楽、ゲーム、などなど。とはいえ、簡単に複製できるものを一手に管理しようというのですから、権力があり、技術に長け、人海戦術をとれる、そんな集団でないと全く務まりません。国家だとか、グローバルカンパニーだとかですね。

これが、良くも悪くも、原典と複製を分け隔てる方法のひと通り目だということです。

ではここで、問題となる写真の希少価値について考えてみます。どうでしょうか?そうです。写真は簡単に複製できます。過去のある時期は、そうではなかったかも知れません。しかし今は、そうなっています。なので写真は頼もしいジャイアンがいないと管理できないし、管理されていない写真はダンボール箱一杯のシイタケとあまり違いはない。



終わり。



…と、思っていました。

ですが、常識はたまに変わります。シイタケも天日に干せば長持ちするかも知れません。ヒントはでていたんです。貨幣という名のヒントが。ご存知の通り、中央集権でなくても管理できるシステムとしてBitcoinが発表されていたんです。

今までは、貨幣といえば国家の基盤でした。強力な中央銀行が流通量を管理し、警察権が偽造者を取り締まり、国家最高度の技術が複製を阻止する。それをBitcoinは、全て自分たちで賄ってしまうというのです。コインの流通量をプログラムが決定し、取引履歴を共有することで偽造を防ぎ、暗号化技術の粋を集めて世界的な取引を安全にサポートする。素晴らしいですね。とても真似できません。

ところがこれを聞きかじったのが、一個人でも運用できる『名簿登録』のヒントになりました。

さて、ここでその『名簿登録』について詳しくお話しする前に、少し遠回りしまして、先に述べた「取引履歴を共有することが偽造を防ぐ」という点について詳しく見ていきたいと思います。それはシステムとしてのお金の成り立ち、いわば原点のお話です。

お金はどうしてできたのか?物々交換の代替物だった、という説が以前は有力でしたが、最近は負債記録のためだった、という説が脚光を浴びているそうです。

本当のところは分かりません。

しかし、お金というものの本質をつくような事象が研究されているのはご存知でしょうか?

それは南太平洋のとある小さな島のお話。その島では石をお金がわりにしていて、石が大きければ大きいほど価値があるんだとか。

そこである時、島の勇者がいいことを考えました。皆が今まで見たこともないような大きな石を、遠くの島から舟に乗せて運んできたら皆ビックリするぞ、というね。そこで勇者は遠くの島まで行き、巨石を積んで戻ってきました。

ところが、島の沖合まで来たところで嵐に遭ってしまい、その石を海へ落としてしまった。

ではその石は無駄になってしまったのか、というとそうではない。集まっていた島民達の見ている目の前で落としていたので、沈んだ石の持ち主は勇者だということになり、勇者は大金持ちになったのでした。めでたしめでたし、というお話です。

…石なんかそこらにいくらでも落ちているだろう、そのうえ水没した石のために報酬を払うなんて、バカげているなあ、といったんは思います。その通りなのですが、本当のところはもう少し複雑なんです。

まず、島でできる仕事は限られていて、なにがどれくらい大変か皆が分かっている。また、島の住民全員が知り合いで、誰がどこで何をしているか分かっている。そういう前提条件があります。

例えばの話、ある人は沖合で一生懸命漁をしていて、ある人はちょっと怠けて島でシイタケを採っている。それが島民の間でよく知られているとします(シイタケが生えているかは知りませんが)。

ある日、漁をしている人がたまたま魚が獲れなかった。そこでその人はシイタケを採っている人に、「余っているシイタケ三本ください」といって石をひとつ渡しました。夕食はシイタケです。シイタケはそんなに難しくないので、「またこんど魚が獲れた時に、一匹くれれば石を返すよ」といって三本渡します。その島では、魚獲一匹労力はシイタケ三本採取労力と同等の価値があるという相場があるためです。

そんな一生懸命に漁をしている人なのですが、島民の間でこいつは見どころがあるなという事になりました。そこである時、遠くの島まで行って大きな石を獲ってくるという、島の一大事業に取り組む「勇者」に抜擢されることになったのです。

シイタケの人がやっぱりちょっと怠けて島でシイタケを採っていた頃、選ばれし勇者は命懸けで大海原を航海し、なんと無事戻って来た!ところが湾に入った所で、なんということでしょう。たまたま嵐に遭って、石を落としてしまった。けれど、石を運んでくるという取引履歴は島民全員が知るところでした。

なので、あれはシイタケ365本採取労力相当だったという相場がついた。ですから、勇者は水没している石を担保にシイタケ365本を獲得できました、というわけなのです。

つまり島民達は、労力という共通のものさしを背景にした取引を行っていて、取引履歴は共有されている。そして石は、その取引の記録のために使っているに過ぎないという事です。

ここで例えば、この話を聞きつけた、ニートをしていると噂のワルが石の偽造を試みたとします。拾ってきた石や水中に沈んでいる石を指差して、「オレにもシイタケくれ」とシイタケの人にいってきた。

もちろんそんな偽造は通用しないですよね。取引履歴の無い落ちている石は、シイタケの対価にならない、となります。



さて、「取引履歴を共有することが偽造を防ぐ」理由についてかなり噛み砕いて説明してみましたが、いかがでしょうか?似たような事が皆様のご家庭やお勤め先でも起きている、そんなことはございませんか?要するにシステムとしてのお金の本質とは、偽造されない取引を行うという一点にあり、取引履歴が共有できさえすれば、形にとらわれる必要はない。そういう事がご理解いただけたのではないでしょうか。

これが全世界にステークホルダーが大勢散らばっていて、誰も把握できないほどの量の取引をしていたり、取引履歴を匿名にしておくためには、Bitcoinくらいのシステムが必要になってくると思います。

なんですが、一個人のウェブサイトのような場合は、上記の島と状況が同じです。石を写真に置き換えてください。ステークホルダーも取引する物も数が限られています。そして履歴を匿名にしておく必要も、それほど必要ではありません。記帳も公開もできます。

そこで『名簿登録』の出番です。要は写真をお譲りの方にお名前をお伺いし、所有者としてインターネット上に公開しておくだけです。それでステークホルダーは取引履歴を確認できます。所有者が独自に取引を行って新たな所有者に写真を譲渡した場合、その取引履歴を再度公開します。そうされていない場合は、独自取引以降の取引が無効扱いになります。以上が『名簿登録』の仕組みです。

ビックリするほど簡単ですね。

『名簿登録』フレームワーク


  • 前提条件一:一作品ごとの数量は初めに限定され、以降枠の追加はないものとする。
  • 前提条件二:作品のサイズでミニマムプライスが決定される。
  • 前提条件三:所有者とサイズ、交換限度は公開されていて、誰でも閲覧できる状態となっている。
  • 実行その一:登録を行う際、お名前とご連絡先をお伺いし、登録証を発行する。
  • 実行その二:登録証と状態の悪くなった作品の返送により交換対応を行う。
  • 他条件の一:作品と登録証の譲渡は可能。あらたな所有者は登録証を本部に郵送する。登録を上書きし、新たな登録証を発行する(旧所有者からの連絡も必要)。
  • 他条件の二:登録を行っていない作品に交換対応は不可 。

ところで石が写真であるとするなら、共通のものさしとなる「労力」にあたるのは一体何でしょうか?

それはいわばコミットです。

前章の寓話では、拡大すると粗が目立つようになっていました。つまりコミットの浅いSサイズは、キズもなく完璧な見た目で安い。ただしそれは、公開されている写真をどこかでプリントアウトしたものと同じかもしれません。

それに対してコミットの深いLサイズは、交換対応がついてお値段もそれなりに。それなのにキズが写っていたりする。ですが大きければ大きいほど原典に近くなる。つまり最終的にはそれを有する方が、原典の価値を維持する権利を有するということになります。

そしてコミットがない偽造については、作者として認定を行わない。インターネット上に公開されているので、誰でも明らかに偽造と分かるというわけです。


つまりこれが、我々の原点に潜んでいた「世界にひとつ」の2通り目、原典と複製を分け隔てるもうひとつの物語だったのです。

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