青色を基調とした「良かった探し」の風景
■ 附記
2020年2月現在、巷では太陽が眩しかったから憎いというような勢いでコロナコロナといっている。新型肺炎の蔓延はしばらく止まらないだろうという程の事態になってしまったのも残念、政府・行政の不作為も非常に残念だ。
だからその様子を撮影するのかと思わせて、フクシマである。ナウシカはもう押さえてあるのだ。
元の意図としては、さっぱり忘れられた「復興五輪」の代替として個人的に桧原湖の氷上ワカサギ釣りの景色でも撮ってやろうというものだった。しかしまさかその「五輪」の方が中止の危機になるとは思わなかったし、後述のとおり桧原湖は暖冬の影響で氷が張っておらず、氷上ワカサギ釣りもできないという踏んだり蹴ったりである。
だがその渦中であえて良かった点を挙げると、「福島の放射能が心理的に過去の物になった」ことだと思われる。
比較のできる賢い人間は、新しく起きた問題の方を重視するためである。
「復興五輪」は五輪開催ごと消滅しそうな勢いだが、「復興福島」は実現しそうである。東京のウイルス騒動を避けて、景色の綺麗な会津にでも足を伸ばしてはいかがだろうか。
今回はそんな猪苗代・裏磐梯の良かったメテオロスケープを息抜きとして徒然に連ねてみたい。
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■ 識別情報
Series | 冬避行 |
Photographer | 九条いつき |
Captured Date | 2020.02.19 – 2020.02.21 |
Location | 猪苗代・裏磐梯(福島)周辺 |
Titles | 冬避行_01-09 |
Reproduction Limit | 2 |
ID History | touhikou, |
Notice |
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