ピンクを基調とした「風に飛ばされ無重力」の風景
■ 附記
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず ー 鴨長明の方丈記。一番始めのこの文章が有名だが、この後の続きの方が大事なことを言っているような気がする。
というわけで今回は二手に分かれることで有名な事件があったこともあって、“ここで二手に分かれよう”な同時進行のドラマにしたい。
(もう片方となる「Merry…?」はこちら)
こちら『ふわり、無重力』は、風に吹かれた無重力の風景をデザイン的にまとめた作品だ。舞台は、川を思う、“思川”という名前が面白いところである。
前回の『岐路』の次作は難しいと思っていたのだ。なにしろ写真の本質である”記憶の拡充と共有”について改めて考えさせられたので。
だが時の方が流れてようやく環境が整ったらしい。
宇宙飛行士は無重力に慣れる訓練のため、ジェット機で超高高度まで上がっては自由落下するというのを繰り返すらしいが、同じことがこのミニチュアスケールでも起きているのかと思う。
小さな一歩を踏み出すも良いけど、いっそ違ったベクトルへ飛ぶんだ ———
そんな事を感じていただければと思う。
PREVIOUS:Graphic Works
■ 識別情報
Series | ふわり、無重力 |
Photographer | 九条いつき |
Captured Date | 2016.11.21 |
Location | 思川周辺 |
Titles | ふわり、無重力_01-05 |
Reproduction Limit | 3 |
ID History | huwari, huwari_REPLAY, huwari_re, |
Notice |
コメントを残す