青を基調とした「山へ向かう期待の瞬間」の風景
■ 附記

訳あって北海道である。
北海道は腕自慢の風景写真家がこぞって渡り、あるいは移住をして他の追随を許さない。そんな気風があるから、余所者がさっと行ってなにか撮るというのもおこがましい感じがある。
そのうえ、いっけん漫然とした景色に〇〇の丘とか△△の木とか良さそうな名前をつけて写真スポットにする、つまり彼らは「メテオロスケープ」を本能で見出している「メテオロスケープ」先駆者なのだ。

というわけで今回はそんな先輩の胸を借りるような気持ちで、9月の初旬から日本一早い紅葉がもう見れるという大雪山を訪れた。
そうしたら冬だったという(←デジャブ)。
しかも麓は疎か山頂の方まで紅葉はほぼない状態で、なぜか雪だけツモってしまうという気候変動っぷりである。
これにはグレタ・トゥーンベリさんも覇王翔吼拳を使わざるを得ない。

そこでこの作品は、雪山登山をプロジェクト進行になぞらえてまとめてみた。
だいたい基本のパンフォーカスなので技術的に特筆するところはないが、そのぶん癖がないのでプロジェクトプランのスライド用に最適だ。
海と違って、山は頂上はあってもゴールはない。ただ命を懸けて頂上に到達する、その達成感がある。
平凡に見えても、進捗アリだ。
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■ 識別情報
Series | 進捗アリ |
Photographer | 九条いつき |
Captured Date | 2019.9.20 |
Location | 大雪山周辺 |
Titles | 進捗アリ_01−07 |
Reproduction Limit | 3 |
ID History | shinchoku, |
Notice |
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