隠遁者は思う


ブラウンを基調とした「和を思案する」風景

前回の清水寺に引き続き、岩清水周辺です。
清水つながりですね。

 

“石清水八幡宮”で思い出されるのが、徒然草第52段。
好きなんですよね。仁和寺にある法師の話です。

昔々、仁和寺で働いていたとある法師が、あるとき石清水八幡宮にはじめて参拝しにいった。そこで極楽寺や高良でお参りをして帰り、同輩にこう言った。

 行こうと思っていたところにやっといけました。
 すごくいいところですよね。
 でもみんな山を登っていたのは何かあったのでしょうか?
 気になりましたが、
 参拝が目的だったので山まで見ませんでした。

ちょっとしたことにもガイドがあって欲しいものだ。

という話です。

抑えておきたいのは、ここで出てくる仁和寺と石清水八幡宮、淀川を渡らないと行けないですが距離としてはそんなに離れていません。そのうち行かないとなーでもまた行くのは面倒だという距離感という点。

それから岩清水八幡に“極楽寺”はないという点です。

これはつまり、
この話全体がいわばたとえ話なんだと思うんですよね。

加えて出てくるのが“山”です。
“山に登って”何をしたのか書いてない。

でもこれは実際行ってみると、山に展望台があって、そこから何がみえるか?それでこのたとえ話の意味がわかり、

なぜ“仁和”寺の法師なのかが分かるようになっています。

 

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作品名: DETAIL:
隠遁者は思う_01 omou_re_01
シリーズ:隠遁者は思う
撮影地:石清水八幡宮周辺
撮影日:2017.3.20
撮影者:九条いつき
COLOR:BROWN
ORIGIN:3189x4134pix
ISO:100
ID:omou,omou_re,

 

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