「シュレーディンガーのパラソル展」ご来場ありがとうございました!

弊プロジェクトとして4回目となる展示会、「シュレーディンガーのパラソル展」が
2019年7月25日(木) ー 7月31日(水)にて無事開催されました。

今回の展示は、原典となる同一の素材を3人の作家が複製し、そこに個性を形作っていく
という変則的なグループ展とさせていただきました。

 

タイトルの元となる「シュレーディンガーの猫」という量子力学の思考実験の難解さに
困惑された方もいらっしゃるかと思います。開催期間中にtwitterなどで随時解説いたしましたが、
この実験を特に取り上げたのは

・失敗=死であり成功=生である

とされているエベレットの多世界解釈的な私たちの<先入観・既存通念>を問い直し、改めて

・失敗と成功はあくまで”重ね合わせ”の状態である

こと、
そして展示としては参加者それぞれが抱える失敗と成功が物理面に載せられた上でなお、
それとは異なる次元で各々の「生きる」つまり「個性」が選択的な決定を経て発現されている

これを展示会へ御来場の方にも観測して実体験いただくという試みだったのです。

 

また、今回はそれぞれの個性が埋没しないよう、お二人のデザイナー様にご協力いただき
デザインと現代アートというそれぞれの違った切り口をとりあげ、比較対象できるようにもしております。

それにより僕の立ち位置もはっきりさせていくというのが狙いであり、それは徐々にご理解いただけると
信じております。

 

さて、いつもながら弊プロジェクトへご賛同いただき、募金・物販に一助いただいた方には感謝の念に堪えません。

資本主義の次の時代(そこでは量子コンピュータが大きな役割を果たし、失敗と成功の境は曖昧になり、
時空間の相対取引はより活発になり、原典と複製の関係性はより重要性を増すでしょう)、

その萌芽であると自負している一見奇妙な『作品の譲渡』も事実行われており、
その成果は着実に蓄積されております。

ですがまだまだ努力不足は否めないと感じております。
新たな作品の追加も随時行っていきます。今後ともよろしくお願いいたします!

 

九条いつき